OGがあらわれた!
- author: hotaru0621
- 2012年01月10日
今日、寮でいつものように仕事してたら
ちょっとドラマみたいなことがあった。
ドラマっていうと少しオーバーかもしれないけれど。
午後、鍵を会社に忘れたという寮生の対応をしていて
管理人室にいたら、小窓の向こうから、小さい声がきこえた。
「あの・・・すみません。」
小奇麗な格好をした、上品そうな年配の女性だった。
はて?どなただろう・・・。
「じつは、この寮に40年以上前に住んでいた者です。」
・・・・・・・え?
「お忙しいところすみません。懐かしくてつい、立ち寄ってしまいました。」
なんと、かれこれ40年と数年前、
この寮で暮らしていた女性だったのだ。
彼女が20歳代くらいのときに、4年くらい居住していたという。
詳しくは言えないのだけれど
うちは某サービス業大手の社員寮。
この女性は、そのサービス業の会社の現場で働いていた
この寮の寮生の大・大・大先輩!だったのだ。
「いまは、「てっちゃん」が社長なのね。」
「彼、すごく性格がいい人だったのよ。」
「この前テレビに出てて、やっぱり社長になったんだって嬉しくなったの。」
「部下を惹きつける魅力のある上司だったわよ。」
てっちゃん・・・・・?
あ!社長様は名前に「てつ」という音がつく!
ま・・・マジだ・・・(((( ;゚д゚)))
この人、社長がかわいいあだ名で呼ばれていたときから現場にいた人なんだ!
す・・・すげー。
私達なんかにしたら、社長なんて雲の上の人だよ。
もしよろしければ、お名前を教えてくださいと申し上げたのだけど
丁重にかわされた。
「40年前のひと、ですわ。ほほほ。」
ですって。かっこよすぎる・・・。
その女性はちょっとだけ、この寮の昔話をきかせてくれた。
「昔はふたりで一部屋だったわ。」(今は一人ずつ別の部屋に暮らしている)
「まだ食堂ってあるの?」(何年か前になくなったそうです)
「ここ、下駄箱じゃなくなったのね~。」(今は集合ポストになってます)
イキイキとお話してくださるので、こちらも嬉しくなった。
じつは、本当は警戒してた。
「関係者外」に、むやみに寮内のことを話すものじゃない。
それはここの仕事として大切なこと。
なぜなら、セキュリティの問題があるから。
寮の構造とか、詳細を知られて侵入されて泥棒されたりとか怖いし。
でも、でも。
しばらくお話をするにつれ、
この女性の瞳は、先日入寮してきた乙女たちと
だんだん同じような感じになってきたのです。
「あのころ」の感覚が、どんどん戻ってきているような。
日々のトキメキが蘇ってきたような。
この人は、本当にOGだ。
それでも仕事だから、管理側として知られてはマズイことは伏せつつ
思い出話を聞くという方向に会話をもっていった。
この仕事をしていると、なにげない会話も難しくなる。
仕事だから仕方ないけど。
またいらしてください。
あえてそう言って反応をみてみたら、上品にニコリと微笑まれた。
この人の人生が、今後もトキメキに溢れるものになりますように。
- hotaru0621 at 21:22
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